
2025年10月に実施した注染体験のレポートです
【注染】
注染とは手ぬぐいを染める染色技法の一つです
明治時代から始まった日本独自の染め技法で、
専用の設備を必要とします
完成した生地は裏表がしっかり染まり、
多数の手ぬぐいを作ることができます
【体験場所】
てぬクリ染工房
京成立石駅から徒歩8分ほどの場所にある
注染工房です
様々な体験コースがあり、今回はショートコースを
体験させていただきました


工房内には、てぬクリ染工房で作った手ぬぐいが
多数展示販売しています
体験した学生達も「可愛いっ」っていいながら
たくさん買っていました



【注染体験 糊置き】
今回の体験では「糊置き」→「土手作成」→「染色」を体験させていただきました
糊置き都は生地に木ヘラを使って糊を置いていきます
生地に糊を置く→生地をたたむ→生地に糊を置く、、、
この作業を繰り返し、生地をミルフィーユ状に畳んでいきます


【注染体験 土手の作成】
糊置きで使った糊を使って土手を作成します
チューブの中に糊を入れてあります
このチューブを使って生地の上に土手を
作ります
この土手の作り方で色を分けたり、
混色したりといった染めができます


【注染体験 染色】
土手の中に染料を注ぎます
この注ぐ工程から注染という名称がつきました
今回はイエロー、レッド、ブラウンの3色を使い、
様々な表現をしました



染料を注いだらコンプレッサーで染料吸い込みます
吸い込むことで畳んだ生地の下まで染料を浸透させる
ことができます
【注染体験 定着】
染料を注いだら定着させるための液体を
注ぎます
ここで染料が発色して鮮やかな色に変化します
表面の生地を剥がすと染色された生地が出てきます
この場面で学生から嬉しそうな声が上がります
【注染体験 水洗い】
染めた手ぬぐいを水洗いします
この工程は、てぬクリ工房の
先生がしてくれました

【注染体験 完成】
12mの生地を切り分けて完成です



学生達は注染を体験することで手ぬぐいの
制作方法が理解できたと思います
制作方法を知る事は、将来手ぬぐいの
デザインをする際にとても大切なことです
テキスタイルデザインコースの学生達が
将来手ぬぐいのデザインを依頼されたら
今日の事を思い出してほしいです
今回、注染体験を受け入れてくれた
「てぬクリ工房」様に大変感謝
いたします
様々なコースの注染体験ができるので、
このレポートを見てくれた方達にも
体験することをお薦めします
https://souzou-kan.info/koubou/


