2023染の小道に参加しました。
access_time2023年02月26日
2023染の小道に参加しました。
制作風景から展示までをレポートいたします。
早稲田国際ビジネスカレッジとしては、今年で4回目の参加です。
毎年、卒業制作展と同時進行ですのでヘトヘトになりながらも(主に私がヘトヘトでした。)
何とか展示に間に合うように学生共々、夜遅くまで制作していました。
◇店舗調査
暖簾を制作するため、担当店舗へ調査に行きます。
「どんなお客様が利用しますか?」「いつから、このお店は営業していますか?」
「希望する暖簾の色はありますか」様々な質問をさせていただきます。
店舗の方々は忙しい中、学生の質問に対して丁寧にお答えしてくれます。
展示する場所を見せていただき、寸法や周りの環境も調査させていただきます。
この調査が後々、非常に大事になってきます。
皆でとったメモを持ち寄り、「あれ、ここの寸法って何センチだっけ?」とか
「メモがよくわからない(泣)」など、オトボケ発言が毎回あります。
銭湯マニアの私としては、開店前の銭湯を見せていただいた事が嬉しくて
「この仕事をやってて良かった~」と学生そっちのけで質問してしまいました。
◇担当を決めます。
寒い中、店舗調査していたのでお茶を飲みながら今後の打ち合わせをします。
ここで各自が、どの店舗の暖簾を作るか決めます。
早稲田は希望者6名が参加して、1人1店舗の暖簾を担当します。
皆、今のところポーズ作って余裕ですが、、、
◇暖簾制作
ここから制作風景です。今年は制作中の写真をあまり撮っていませんでした。
それくらいバタバタしていました。
学生は他の授業課題もこなしつつ、制作しています。
期日が近づくと「やばいっ!」「本当に展示できるの?」「終わらない!」
「あ~っ(溜息)」といった声が出始めます。
夜遅くまで学校に残って制作して、クタクタで帰って寝て、次の日も制作といった毎日が続きます。
◇テレビ出演
そんな中、JCOMテレビ様が「染の小道」広報として暖簾制作している学生に出演してほしいとの依頼がありました。
織の授業で制作したマフラーやプリントのエコバッグを持って出演させていただきました。
私が提案したTポーズ(テキスタイルのT)は学生に却下されました。
実はこの収録をした時、暖簾が未完成でした。
なので収録が終わったら、全員学校に戻って制作の続きです。(何だか人気タレントのようなスケジュールです)
◇開催日2/24(金)-26(日)
何とか全員の暖簾が完成しました。
展示された暖簾を見ると疲れも吹っ飛びますね。
★ツツイデンキ 様
家電をイメージして暖簾制作しました。中国からテキスタイルを学びに来た留学生が作りました。
★宇田川文正堂 様
文房具をモチーフに山脈のようなデザインです。実は最初に作った暖簾は、本人が納得いかず作り直しました。
私は納期を心配していたのですが、本人がどうしても作り直したいと希望が出たのでOKしました。
制作した学生は、とても頑張り屋です。
★中落合あしたホーム 様
あしたホームに住んでいる方々の趣味や生活をモチーフにデザインしました。
展示中にお伺いしたら、ホームの方から暖かい言葉をいただき本当に嬉しかったです。
★銭湯 ゆ~ザ中井 様
お風呂グッズや銭湯にあるタイルをモチーフにデザインしました。学生の中で一番最初に出来た作品です。
銭湯好きな私は、今後通う予定です。今からサウナと水風呂が楽しみです。(よろしくおねがいします。)
★自家製粉二八そば長寿庵 様
そばの花をモチーフにデザインしました。
フランス人留学生が制作した暖簾です。故郷にはソバを使ったガレットという料理があるそうです。
この暖簾を使って、日本とフランスの文化を繋げたいと語ってくれました。
★ゆり美容室 様
お店のアイドル ワンちゃんモチーフにした暖簾です。
もしかしたら染の小道終了後も展示してくれるかも、、、
店舗調査から制作まで忙しい毎日を送っていた学生諸君 お疲れ様でした!
そして忙しい営業中にも関わらずご対応いただいた店舗の皆様、ありがとうございました。
何より染の小道を運営している染の小道実行委員の方々やボランティアの方々、本当にありがとうございました。
これだけの規模のイベントを毎年、開催することはとても大変なことだと思います。
打ち合わせに参加させていただいた時も、安全なイベントにしていくための対策を話し合い検討している姿勢に感銘を受けました。
本当にお疲れ様でした。
とても素敵なイベントに参加させていただき、ありがとうございました。
以上、現場から疲れた教員のレポートでした。