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2023卒業制作展 レポート

access_time2023年03月09日

デザイン総合学科テキスタイルデザインコース卒業制作展の制作から
展示までをレポートいたします。


♢制作風景

9月、10月から制作に入り2月の搬入日まで作品の制作をしています。
今までは講師から与えられたテーマをもとに作品制作していましたが、
テーマから自分で考えて、コンセプトを組み立てます。

コンセプトを考えて、手を動かして実験や試作を作ります。
そこで、行き詰まったらまたコンセプトを考えます。
走ったり、歩いたり、転んだりしながらもゴールを目指していく作業です。
見えないゴールを目指すのは、とても困難な作業ですが自分を信じるしかありません。
学生達は止まらずにひたすら進んでいきます。
♢搬入風景
会場に集合して全員で作品展示します。
展示会のディレクションをしている講師の先生が、サポートしてくれます。
プロの目から見た厳しい展示方法を優しくアドバイスしてくれます。

あれ?ギリギリまで制作していますね。会場で縫っています。
展示方法や照明で作品の世界観を伝えて、色味の美しさを際立たせます。
≪考えて≫≪制作して≫≪展示して≫≪演出して≫たくさんの工程を経た作品です。
展示することで、作品本体よりも良く見えないと作品に失礼です。
学生は最高の状態を考えて展示します。

♢作品紹介
展示した作品の紹介をします。

★彩の世界をあなたにIt’s my world
【コンセプト】

色は私を幸せにしてくれる
彩が放つ楽しさや豊かさを表現したい
眺めて、着て、触って、感じて
笑顔になってくれたらいいなあと思いながら作りました
【技法】
シルクスクリーン・織り

★永遠少女
【コンセプト】
女の子ってめんどくさい。ずるいのに不器用で
寂しがり屋なのに人付き合いが苦手、自分でブスって言うのに
可愛いって言わなきゃふてくされる
ヒステリックで、合理的じゃないし、自分勝手だ
世界一めんどくさくて憎々しくて可愛くて仕方ない
そんな君と朝を迎えたい
【技法】
スクリーンプリント、引き染め、織、ニードルパンチ

★ときめき
【コンセプト】
 自分の”着たい服”を着たい。
 いつだって、あの時の憧れになれる。
 ロリィタファッションは
 みつめるだけでも満たされる、
 たいせつな宝石。
 その大好きを身に纏うことが
 わたしを幸せにしてくれる。
 きらめく気持ちを、ときめきを。
【技法】
 スクリーンプリント(顔料)
★ハートの居場所
【コンセプト】
私にとってハートは、特別なモチーフのひとつです。ハートは人を優しく包み、何人であろうと受け入れるように思います。
たくさんのハートをプリントしながら、私はハートこそ、自分の心の拠り所なのだと気付きました。
【技法】
シルクスクリーン(発泡、フロッキープリント)・織
★大切な人へのプレゼント
【コンセプト】
京都 知恩院に静かに降り続く雪。キラキラと舞う光景をイメージしました。
【技法】


★時間の存在
【コンセプト】

うつろいゆくもの、色褪せない不変のもの
ゆらゆらと存在する時間の中でくりかえされる流転を表現しました
【技法】
友禅染


★My Season
【コンセプト】
私の1年の色
身に纏い、穏やかに過ごす
【技法】
引き染め、加飾

★ニライカナイ~ 始まりの海~
【コンセプト】

ニライカナイ…それは惑星の鼓動、生命の始まり… すなわち無限に広がる海である。 全ては海から始まり、命は海「ニライカナイ」へ還る。
そんな壮大な海と物語をイメージした作品である。
【技法】
ほぐし擦り織
会期中はたくさんの方々にお越しいただきました。
同じ学校の国際情報学科・国際教養学科の学生、テキスタイルコース卒業生、4月に入学する新入生の皆さん、講師の先生方、
他にもたくさんの方々が会場に来てくれました。この場を借りて御礼申し上げます。
学生たちは、この後卒業式を迎えそれぞれの道に進んでいきます。
寂しい気持ちもありますが、学校も私も前だけを向いて進んでいくしかありません。
卒業した後に、「いい学校だったな」「あの授業でこれ習ったな」と思ってもらえる学校でないといけません。
まわりの方から「~さんて、あの学校の卒業生? 凄く活気があって、いい学校だって評判だよ!」
そんな学校でないと、卒業生に顔向けできません。そのためにも、学校は進んでいきます。4月から、新入生たちがテキスタイルを学びに入学します。
彼らを全力で迎えるために、老体に鞭打って働いている教員からのレポートでした。
卒業制作中間発表レポートは、こちらをご覧ください。