2024卒業制作中間発表 VOL.2レポート
access_time2024年11月14日
11月13日(水)2回目の卒業制作中間発表会を
行いました。
毎年卒業年度の学生は後期半年間の時間をかけて、
卒業制作作品を制作します。
卒業制作は通常の課題と異なり、「何を創るのか?」
「何故創るのか?」「技法は何を用いるのか?」
「展示方法は?」といった事を全て自分で考え、
企画してデザインしていきます。
卒業制作中間発表とは、卒業制作を制作するにあたり
考えて企画したことを講師、同級生、下級生に向けて
発表する場です。
毎年1回だけ行っていた卒業制作中間発表会を
今年度から2回行い、全講師からアドバイスを
受ける機会を多く設けました。
ここでは、当日発表してくれた学生の一部を
レポートします。
★ドールの衣装を創るそうです
前回の中間発表でドールの衣装を作ると
宣言した学生です。
今回は実際に制作した服地を持参してくれました
これから作る衣装は柄、生地、シーズンを
トータルで考えた制作をしていくと
もっとよくなるとアドバイスを受けていました。
★友禅の作品を創ります
泳いでいる金魚の表現に苦労しています
何回も試作とスケッチを重ねていました。
これから全体の構図とサイズを、
更に練り直して完成に近づけていきます。
★タペストリーを創ります
綴れ織りでピラミッドを表現します。
試し織を見せてくれました。
完成が楽しみですが、デザインの構図と
バランスのアドバイスを受けていました。
★友禅と織の作品を創ります
蓮の葉をモチーフに友禅で表現します。
友禅作品の後ろには織生地をつけて
前後から見える作品にしたいそうです。
完成図は本人にしかわからない、、、
花の咲き方や構図のアドバイスを
受けていました。
★経験者コースに進んだ学生です
「太陽」「水」「大地」から、それぞれの
恵みと災いをテーマに作品を創ります。
頭の中にあるイメージを織で表現する
作業をしています。
何回も糸を染めて、試し織をしています。
組織のこと、素材のこと、色のこと
たくさんのアドバイスを受けていました。
★板締め作品を創ります
既に10枚以上のサンプルを制作しています
これからは、染める生地のサイズや色の
バリエーションから展示方法のアドバイスを
受けていました。
★ここに登場した学生はほんの一部です
今回も全員の発表が終わるのには、かなりの時間を要しました
聞いていた1年生は参考になったでしょうか
学生が発表した後は、講師陣も前に出て熱心に
アドバイスしたり、サンプルを熱心に見たりと
全員が真剣です。
2回目の中間発表では作品がより完成に近づいています。
これからは展示方法も考えなければいけません。
自分の作品と世界観を表す、もっとも効果的な展示は
どうしたらいいのか? どんな什器が必要か?
これからは作品以外のことも考えて制作する
期間です。
2月の展示会場で考えたことが実行されているのか
私自身も楽しみにしています。
以上、現場からのレポートでした。
前回の卒業制作展レポートはこちらからご覧ください。